子犬のしつけにおける、ご褒美の使い方

子犬のトレーニング

トレーニングを始めたばかりの頃は、ご褒美（報酬）を使って学習をサポートしましょう。ペットペアレントが促した行動を子犬ができた時に、ご褒美をあげてください。最初は食べ物によるご褒美が効果的です。

ご褒美を与えることで、子犬の関心を引くことができます。ペットペアレントが「よくできたね」と声をかけたり、子犬が好きなおもちゃを与えたり、優しくなでたりすることで、子犬は自分の行動が適切であることを認識できます。

もし、子犬が望ましくない行動をとったら、一時的に子犬とのやりとりを中断し、子犬に関心を寄せないようにしましょう。こうすることで、子犬はやっていいこと、いけないことをより理解できるようになり、罰を与えることなく、健全な信頼関係を築くことができます。

子犬が望ましくないことをした時は…

子犬が望ましくない行動をしたとしても、決して罰を与えてはいけません。なぜなら、コミュニケーションに矛盾が生じ、子犬がペットペアレントに対して不安を抱いてしまうからです。

大きな声でしかる、リードを引っ張る、たたく等の言葉や身体的な罰を与えても、子犬はペットペアレントがなぜイライラしているのか理解できません。いつもは飛びついたり、ソファに乗ったりすると喜ぶのに、ペットペアレントのその時の事情でしかられると、子犬は混乱してしまいます。

子犬はペットペアレントの態度が急に変わった理由が分からず、ペットペアレントとのふれあいを恐れてしまうことすらあります。

ご褒美の与え方

最後に、フードやおもちゃ等さまざまなご褒美の与え方をお伝えします。

期待：例えば、お座りができた時等、ある行動をすると、ご褒美がもらえると教えましょう。
プレゼント：予期せぬ時に、おやつや、その他の贈り物をあげる方法です。
誘惑：ご褒美を追いかける活動や遊びは、子犬の注意が対象物を追いかけることに向けられ、集中力を欠くことになるため、学習には不向きです。

ご褒美を追いかけさせる行動は、集中力を犠牲にして対象物への執着を高めるうえに、子犬からの信頼を損ねる可能性もあります。獲物を使うときは、特定の活動にのみ使用し、専門家の監督の下で行うことをおすすめします。

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